ストレスで心臓に違和感が生じる!
ストレスが原因で心臓の不調を感じるとき、その仕組みには必ず自律神経が関係しています。
自律神経は、体温や代謝、心臓を含めた様々な臓器の動きをコントロールする働きがあり、交感神経と副交感神経によって活発な状態とリラックスしている状態とのバランスを保っているのです。
ところが、強いストレスを感じたり、不規則な生活をしていたりすることにより、そのバランスが崩れることがあります。
例えば、強いストレスを感じていると、交感神経が働きすぎている状態が続き、心拍数や脈拍が高めの状態が保たれてしまいます。
通常はここで副交感神経が働き、正常値に段々と戻っていくはずですが、交感神経が優位になり心拍などが元に戻らなければ、徐々に心臓にも負担が増えてしまいます。
その負担の蓄積が、違和感や痛みに繋がり、症状として現れているという仕組みです。
特徴
・動悸や息切れ・めまいなどを伴うことがある
・安静時に痛みが出る
・ズキズキ・チクチク
・長い時間持続する痛み
・不安感や不眠の症状を伴う
動悸や息切れ、めまいといった症状は狭心症や心筋梗塞でも出現する症状のため、注意が必要です。
また、安静時に痛みが出やすいのも特徴的な症状の1つでしょう。
痛み方の特徴は、ズキズキ・チクチクといった感じが多く、長時間持続する(症状が1日継続する人も。)ことがあるのも特徴的です。
さらに、ストレス性の心臓の違和感は強い不安感や不眠など、精神的な症状を伴うこともあります。
また、ストレスが原因で心臓に違和感を覚えやすい人は次のような特徴があります。
すぐ出来る心臓の違和感への対処法とは?
・食事内容の見直し
→塩分を控えてみる/食べる量/添加物の確認など…
・睡眠の質改善
→枕の見直し/寝る姿勢/寝る直前までスマホをいじらない/湯船に浸かってかた寝るなど…
・適度な運動
→無理のない運動(張り切って一気に走るなどは避けた方がいいです)
・リフレッシュ方法を見つける
→都会を避けて大自然に行く/実家に帰ってみる/一人でゆっくり過ごす時間を作るなど…
・禁煙・飲酒量の調整
→思い切って禁煙してくださいなど強制はできませんが、減らす吸わないにこした事はないかもしれません。
飲酒についても楽しく適度な量など調整をする意識をしてみてください。
基本的にストレス性の心臓の違和感を改善していく方法は、生活の見直しがメインです。
睡眠時間を延ばしたり、食生活を見直したりといったストレスの軽減、リフレッシュ方法を探すなどのストレスの上手な逃がし方を見つけることが中心となるでしょう。
それでも不安が強かったり、症状が改善しない場合、または1人ではストレスの軽減は出来そうにないという場合は、カウンセリングを受けて頂くなどご検討をしてみてください。
一人では改善出来ない部分を当院では少しでも早く、改善をできるサポートなどしていきたいと思います。
是非「FDM検査・心エコー検査」がおすすめです。
胸痛、動悸、息切れで、ご不安な方、高血圧、糖尿病、脂質異常症などお持ちで、
心臓病をご心配されている方は心エコー検査とFMD検査により高い確率で心疾患があれば早期発見できます。
(FMD検査の検査費用は健康保険3割の方で600円です)
心疾患が認められた場合は、基幹病院での治療が必要かどうかをアドバイスいたします。