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花粉症

さいたま市大宮区にある中山クリニックでは、毎年多くの患者さんを悩ませる花粉症の診療に力を入れています。花粉症は単なる鼻水やくしゃみだけでなく、仕事や勉強の集中力を著しく低下させ、生活の質を損なう病気です。当院では日本内科学会認定総合内科専門医としての知見を活かし、患者さん一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた最適なアレルギー治療を提案しています。大宮駅西口からバスでアクセスしやすい立地にあり、アレルギー鼻炎や気管支喘息の診療経験を豊富に持つ私たちが、つらい季節を快適に過ごせるようサポートいたします。

花粉症の症状について

花粉症の症状は、体内に侵入した花粉を異物とみなして排除しようとする免疫反応の結果として現れます。風邪の症状と似ている部分もありますが、花粉が飛散している期間中ずっと続くことが大きな特徴です。代表的な症状には以下のものがあります。

鼻に現れる「3大症状」

鼻の粘膜でアレルギー反応が起こることで、以下の3つの症状が強く出ることが一般的です。

  • くしゃみ・・一度始まると連続して何度も出ることが多く、止まりにくいのが特徴です。
  • 鼻水・・風邪の時のような粘り気のある黄色いものではなく、水のようにサラサラとした透明な鼻水が出ます。
  • 鼻詰まり・・鼻の粘膜が腫れることで空気の通り道が狭くなり、口呼吸を余儀なくされることもあります。

目やその他の部位に現れる症状

花粉症の影響は鼻だけにとどまりません。粘膜がある場所であれば、全身のどこにでも症状が出る可能性があります。

  • 目の痒みや充血・・涙が止まらなくなったり、異物感(ゴロゴロする感じ)を覚えたりします。
  • 喉の違和感・・喉がイガイガしたり、痒みを感じたりすることがあります。
  • 皮膚の痒み・・花粉が肌に触れることで、赤みや痒みが出る「花粉症皮膚炎」を起こす方もいます。
  • 全身の倦怠感・・体がだるい、熱っぽい、頭が重いといった風邪に近い感覚に陥ることがあります。

鼻詰まりが原因で夜間の睡眠不足を招き、日中の強い眠気や集中力の欠如につながるケースも臨床現場ではよく見受けられます。似た症状でお困りの方は、早めの受診をお勧めします。

風邪か花粉症か判断に迷う場合は「かぜ症状」のページも参考にしてください。

花粉症の原因について

花粉症の直接的な原因は、植物から飛散する花粉(アレルゲン)です。しかし、なぜ特定の時期にだけ症状が出るのか、あるいはなぜ人によって発症する時期が違うのかには、いくつかの要因が絡み合っています。

主な原因となる植物の種類

日本では約60種類以上の植物が花粉症を引き起こすとされています。さいたま市周辺でも、季節ごとに異なる花粉が飛散しています。

  • スギ(2月-4月)・・日本の花粉症の約7割を占めるといわれる最大の原因物質です。
  • ヒノキ(3月-5月)・・スギ花粉が終わる頃にピークを迎え、スギと両方の性質を持つ方も多いです。
  • カモガヤなどイネ科(5月-7月)・・河川敷や公園の雑草として見られ、初夏に症状を引き起こします。
  • ブタクサ・ヨモギ(8月-10月)・・秋の花粉症の代表格で、背が低いため近付かなければ回避しやすいのが特徴です。

発症のメカニズム

私たちの体には、細菌やウイルスから身を守る免疫システムが備わっています。花粉症の方は、本来無害なはずの花粉に対して「IgE抗体」という物質を作りすぎてしまいます。この抗体が粘膜にある細胞と結合し、再び花粉が入ってきた際にヒスタミンなどの化学物質を放出することで、粘膜の炎症が引き起こされます。

生活環境とリスク因子

現代において花粉症が増えている背景には、生活環境の変化も指摘されています。排気ガスなどによる大気汚染や、舗装された道路が増えたことで一度地面に落ちた花粉が再び舞い上がりやすくなっていること、さらに食生活の変化やストレスによる免疫バランスの乱れもリスク因子として考えられます。

花粉症の病気の種類について

医学的には、花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」に分類されます。しかし、症状の出方や合併する疾患によって、いくつかのパターンに分けることができます。

季節性アレルギー性鼻炎

特定の季節に飛散する花粉に対してのみ反応するタイプです。花粉が飛ばなくなれば症状は治まりますが、複数の植物に対してアレルギーを持っている場合は、半年近く症状が続くこともあります。

通年性アレルギー性鼻炎との合併

花粉だけでなく、ダニやハウスダスト、ペットの毛などに対して一年中反応している方もいます。このような方は、花粉の時期になると元々の症状がさらに悪化し、非常に強い不快感を覚える傾向があります。

口腔アレルギー症候群

特定の植物の花粉症を持つ方が、その植物とタンパク質の構造が似ている果物や野菜を食べた際、口の中が痒くなったり腫れたりする現象です。例えばシラカバ花粉症の方はリンゴや桃に、ブタクサ花粉症の方はメロンやスイカに反応することがあります。

咳喘息や気管支喘息の併発

鼻の粘膜の炎症が下気道(喉から肺にかけて)まで波及すると、激しい咳やゼーゼーとした呼吸音を伴うことがあります。これを放置すると本格的な喘息に移行する可能性があるため、注意が必要です。

気管支喘息についてはこちら

咳喘息についてはこちら

花粉症の治療法について

当院での花粉症治療は、現在のつらい症状を抑える「対症療法」と、根本的な体質改善を目指す「根治治療」の両軸で行っています。

内服薬による治療(抗ヒスタミン薬など)

最も一般的な治療法です。近年の抗ヒスタミン薬は、眠気などの副作用を抑えた「第2世代」が主流となっています。当院では患者さんの職業やライフスタイル(運転の有無など)を考慮し、最適な薬剤を処方します。症状が出る少し前から服用を始める「初期療法」を行うことで、ピーク時の症状を劇的に軽減できることが期待できます。

外用薬(点鼻薬・点眼薬)

鼻詰まりがひどい場合には、鼻粘膜の炎症を直接抑えるステロイド点鼻薬が非常に有効です。また、目の痒みが強い場合には抗アレルギー点眼薬を併用します。点鼻薬は正しく使用すれば全身的な副作用は少なく、即効性も期待できる治療法です。

舌下免疫療法(根本治療)

アレルギーの原因物質を少量ずつ体内に取り入れ、体を慣らしていくことで根本的な解決を目指す治療です。スギ花粉症に対する「シダキュア」などが代表的です。

  • 治療期間・・3年から5年程度の長期的な継続が必要となります。
  • 方法・・1日1回、薬剤を舌の下に置いて服用します。
  • 効果・・約8割の方に症状の改善が見られ、完全に症状が出なくなる方もいます。
  • 対象・・5歳以上の患者さんから受けられます(花粉シーズン外からの開始が必要です)。

日常生活でのセルフケア

医療機関での治療と並行して、物理的に花粉を避ける工夫も重要です。外出時のマスク・メガネの着用、帰宅時の衣服のブラッシング、室内のこまめな掃除と加湿、そして十分な睡眠による免疫機能の維持を心がけましょう。

料金について

花粉症の診療は、基本的に健康保険が適用されます。初診料や再診料に加え、処方される薬剤の種類や期間によって費用は異なります。以下は、3割負担の場合の目安です(検査費用は除く)。

項目 費用の目安(3割負担時) 備考
初診診察料 約1,000円前後 お薬代は別途薬局で発生します
血液検査(アレルギー検査) 約3,000円 - 5,000円 項目数により変動します
舌下免疫療法(初回) 約2,000円 - 3,000円 院内での経過観察等を含みます

※実際の費用は診療内容によって前後するため、詳細については窓口にてお問い合わせください。

花粉症についてのよくある質問

Q1. 毎年症状が出るのですが、何月から通院を始めるのが良いですか?

A1. スギ花粉症の場合、例年2月中旬頃から飛散が始まります。その約2週間前から薬の服用を開始する「初期療法」が効果的です。さいたま市付近であれば、1月下旬頃の受診をお勧めしています。

Q2. 血液検査をしないと治療は受けられませんか?

A2. 症状から明らかに花粉症と判断できる場合は、検査なしでも治療(お薬の処方)は可能です。ただし、舌下免疫療法を希望される場合や、原因物質を正確に特定して対策を立てたい場合には血液検査をお勧めしています。

Q3. 妊娠中や授乳中でも服用できる薬はありますか?

A3. はい、ございます。妊娠の時期や症状の程度に合わせて、比較的安全に使用できる薬剤や点鼻・点眼薬を慎重に選択いたします。必ず診察時にお申し出ください。

Q4. 市販薬を飲んでもあまり効かないのですが、病院の薬とは違うのですか?

A4. 医療機関では、市販薬にはない種類の抗ヒスタミン薬や、より効果の強いステロイド点鼻薬などを処方できます。また、患者さんの症状の強さに合わせて複数の薬を組み合わせることができるのも、専門的な治療のメリットです。

院長より

さいたま市大宮区の上小町にある中山クリニックでは、地域にお住まいの皆さんの「身近な相談窓口」として、花粉症をはじめとするアレルギー診療に取り組んでいます。私は日本内科学会認定総合内科専門医、そして日本循環器学会認定循環器専門医として、一つの症状だけでなく、患者さんの体全体をトータルに診ることを大切にしています。

花粉症の季節は、外に出るのが憂鬱になったり、室内でも集中できなかったりと、本当に大変な思いをされている方が多いでしょう。「たかが鼻水くらいで病院に行くなんて」と遠慮される必要はありません。少しでも日常生活に支障を感じているのであれば、それは十分、医療の助けが必要な状態です。当院では患者さんのお話を丁寧に伺い、眠くなりにくい薬の選択や、根本治療である舌下免疫療法のご相談まで、幅広く対応しております。

大宮駅西口から西武バスで「西上小町」バス停を下車してすぐ、徒歩1分という通いやすい場所にございます。つらい症状を我慢せず、どうぞお気軽にご来院ください。一緒に穏やかな春を迎えられるよう、私たちが誠心誠意お手伝いさせていただきます。

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