アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜に花粉やダニなどの原因物質(アレルゲン)が付着することで、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりといった症状が引き起こされる病気です。さいたま市大宮区にある中山クリニックでは、こうした辛い鼻の症状にお悩みの患者さんに対して、日本内科学会認定総合内科専門医としての視点から、一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせた最適な治療を提供しています。
大宮駅西口からバスでアクセスしやすい当院には、季節を問わず鼻炎に悩む方が多く来院されます。私たちは単に薬を処方するだけでなく、アレルギーが日常生活や仕事のパフォーマンスに与える影響を最小限に抑えることを目指しています。特に「風邪だと思っていたけれどなかなか治らない」という場合、実はアレルギー性鼻炎が原因であることも少なくありません。放置すると睡眠の質が低下したり、仕事や勉強に集中できなくなったりすることもあるため、早めの相談をお勧めしています。
当院は内科、循環器内科、糖尿病内科を標榜していますが、呼吸器疾患やアレルギー疾患の診療にも力を入れています。糖尿病や循環器疾患などの持病がある患者さんでも、お薬の飲み合わせなどを考慮した安全で効果的なアレルギー治療を提案できることが、総合内科専門医が在籍する当院の強みです。鼻の症状にお困りなら、ぜひお気軽にご相談ください。
アレルギー性鼻炎の症状について
アレルギー性鼻炎には、特徴的な「3大症状」と呼ばれるものがあります。これらの症状が重なることで、日常生活に大きな支障をきたすことが多く、早期の適切な処置が重要となります。当院でよく見られる患者さんの症状を整理しました。
くしゃみと鼻水
アレルギー性鼻炎によるくしゃみは、発作のように連続して出るのが特徴です。また、鼻水は風邪の時のように粘り気があるものではなく、水のようにサラサラとしていて、止まらなくなることがあります。これらの反応は、体の中に入ってきた異物を外へ追い出そうとする防御反応の一種ですが、過剰に反応してしまうことで苦痛が生じます。
鼻詰まり(鼻閉)
鼻の粘膜が腫れることで、空気の通り道が狭くなり、鼻が詰まった状態になります。鼻詰まりは特に夜間に悪化しやすく、口呼吸になることで口の渇きや喉の痛みを誘発することがあります。また、鼻が詰まることで脳への酸素供給が影響を受け、頭が重く感じたり、集中力が低下したりすることも珍しくありません。
鼻以外の随伴症状
アレルギー反応は鼻だけでなく、目や喉、皮膚などにも現れることがあります。
- 目の症状・・目のかゆみ、充血、涙目、まぶたの腫れ
- 喉の症状・・喉のイガイガ感、かゆみ、咳、違和感
- 皮膚の症状・・顔や首周りのかゆみ、湿疹
- 全身症状・・体のだるさ、微熱、睡眠不足による強い眠気
似た症状が出る病気との見分けについては「かぜ症状」のページも併せて参考にしてください。風邪の場合は数日から1週間程度で改善しますが、アレルギー性鼻炎の場合は原因物質がある限り症状が続くのが特徴です。
アレルギー性鼻炎の原因について
アレルギー性鼻炎は、特定の物質に対して体が「過敏反応」を起こすことで発症します。この原因となる物質をアレルゲン(抗原)と呼びます。アレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、体内で「IgE抗体」が作られ、これがマスト細胞という細胞と結びつきます。再びアレルゲンが入ってきた時に、マスト細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出され、鼻の神経や血管を刺激して症状が出るのです。
季節性アレルゲン(花粉)
特定の時期だけに症状が出る場合、多くは植物の花粉が原因です。日本ではスギ花粉が最も有名ですが、それ以外にも季節に応じてさまざまな花粉が飛散しています。
- 春(2月-5月)・・スギ、ヒノキ
- 初夏(5月-7月)・・カモガヤ、ハルガヤなどのイネ科植物
- 秋(8月-10月)・・ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
通年性アレルゲン(ハウスダストなど)
季節に関係なく一年中症状がある場合は、室内の環境に原因があることが多いです。これらをハウスダストと呼び、現代の気密性の高い住宅環境では特に注意が必要です。主な原因は以下の通りです。
- ダニ(死骸やフン)・・最も代表的な通年性のアレルゲンです
- ペットの毛やフケ・・イヌやネコなどの動物の排泄物や剥がれ落ちた皮膚
- カビ(真菌)・・湿気の多い場所で繁殖する胞子
- 昆虫・・ゴキブリやガなどの死骸が粉末状になったもの
アレルギー性鼻炎の病気の種類について
アレルギー性鼻炎は、大きく分けて「季節性アレルギー性鼻炎」と「通年性アレルギー性鼻炎」の2種類に分類されます。それぞれの特徴を理解することで、予防や対策を立てやすくなります。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
いわゆる花粉症のことです。毎年決まった時期に症状が現れ、その時期が過ぎると症状が消失します。花粉の飛散量によって年ごとに症状の強さが変わるのが特徴です。早めの対策(初期療法)を行うことで、ピーク時の症状を軽く抑えることが期待できます。
通年性アレルギー性鼻炎
季節に関係なく、一年を通して症状が見られます。ハウスダストが主な原因であるため、住環境の整備が治療の鍵となります。季節性鼻炎に比べて鼻詰まりの症状が強く出やすい傾向があり、長期間放置すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を合併することもあります。喘息を合併している患者さんも多く、包括的なケアが必要です。
アレルギー性鼻炎の治療法について
中山クリニックでは、患者さんの症状の程度や、日中の活動内容(眠気が出ると困るかどうかなど)を丁寧にお聞きし、最適な治療方針を決定します。治療の基本は「アレルゲンの回避」と「薬物療法」です。
環境整備(セルフケア)
まずは原因となる物質を体に入れない工夫が大切です。
- 花粉飛散時期はマスクやメガネを着用し、帰宅時は玄関で花粉を払い落とす
- こまめな掃除と換気を行い、寝具はダニ対策用のものを使用する
- 空気清浄機を活用し、湿度を適切に保つ
内服薬による治療
最も一般的な治療法です。
- 抗ヒスタミン薬・・くしゃみ、鼻水に効果的です。最近では、眠気の出にくいタイプのお薬が主流になっています。
- ロイコトリエン受容体拮抗薬・・鼻詰まりが強い場合に効果を発揮します。
点鼻薬・点眼薬
鼻や目に直接作用するお薬です。
- 鼻噴霧用ステロイド薬・・鼻の粘膜の炎症を抑える力が強く、鼻詰まりにも非常に有効です。
- 抗アレルギー点眼薬・・目のかゆみが強い場合に併用します。
舌下免疫療法(根本治療の検討)
アレルギーそのものを治すことを目的とした免疫療法も行っております。
Q1. 舌下免疫療法とはどのような治療ですか?
A1. 原因物質(スギ花粉やダニ)のエキスを少量ずつ毎日舌の下から投与し、体をアレルゲンに慣れさせていく治療です。数年にわたる継続が必要ですが、症状の根本的な改善が期待できます。
アレルギー性鼻炎についてのよくある質問
Q1. 妊娠中でも治療は受けられますか?
A1. はい、可能です。妊娠の時期や症状の強さに合わせて、胎児への影響が少ないとされるお薬を慎重に選択します。点鼻薬などの局所療法を中心に、生活指導も含めてサポートいたしますのでご安心ください。
Q2. 薬を飲むと眠くなるのが心配ですが、大丈夫でしょうか?
A2. 現代のアレルギー治療薬には、脳に入りにくく眠気を起こしにくい第2世代抗ヒスタミン薬が数多くあります。お仕事で運転をされる方や受験生の方など、患者さんの状況に合わせて眠気の出にくいお薬をご提案します。
Q3. 市販の鼻炎薬を使い続けても良いですか?
A3. 市販の点鼻薬の中には、使いすぎると逆に鼻の粘膜が腫れて鼻詰まりが悪化する「薬剤性鼻炎」を引き起こすものがあります。症状が長引く場合は、医療機関で処方された適切な強さのお薬を使用することをお勧めします。
Q4. アレルギーの検査はすぐにできますか?
A4. はい、血液検査で何に対してアレルギーがあるのかを調べることができます。一度の採血で、主要な花粉やハウスダストなど複数の項目をチェックすることが可能です。診断を明確にすることで、より効果的な対策が立てられます。
院長より
アレルギー性鼻炎は命に関わる病気ではありませんが、その不快感は人生の質(QOL)を大きく下げてしまいます。「たかが鼻炎」と我慢せず、適切な治療を受けることで、毎日をもっと快適に過ごせるようになります。私たち中山クリニックでは、日本内科学会認定総合内科専門医の視点から、鼻の症状だけでなく全身の健康状態を考慮した丁寧な診療を心がけています。
特に、当院は日本循環器学会認定循環器専門医としても活動しており、高血圧や不整脈などの持病をお持ちの患者さんのアレルギー管理にも自信を持っています。お薬の相互作用を熟知しているからこそ、安心してお任せいただける治療が提供可能です。さいたま市の大宮駅西口からバスで1分という、お立ち寄りいただきやすい場所にございます。
鼻水が止まらない、夜眠れないほど鼻が詰まる、そんな時は一人で悩まずに当院のドアを叩いてください。皆様が笑顔で春や秋を過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。少しでも気になる症状があれば、いつでもお気軽に相談にいらしてくださいね。
